特許出願に必要なもの

※こちらの情報は2024年7月時点のものです
夏真っ盛りです。例年思いますが、夏は暑いですね(笑)。円安による燃料費高騰もあって、電気代は上がりつづけ、エアコン代もますます嵩みます。扇風機を併用してうまく節電したいですね。服を着ないという選択肢もあるかも知れませんが、室内だけにしましょうね。
さて今回は『特許出願に必要なもの』というタイトルでお話をさせていただきます。
1.「オレ、ひらめいちゃったんだけど」
なにかアイデアが浮かんだときに、「これ、特許取れるんじゃん?」と思うことが多いと思います(笑)。特許を取得する目的は色々ありますが、例えば、「弊社の独自技術としたい」、「他社に真似されたくない」、「市場を独占したい」、「アマゾン®での模倣品販売を防ぎたい」といったものがあります。
一瞬「オレ、天才かも」と浸りますが、数分後には忘れてしまいます。「あの時、特許取っておけばよかった!」という後悔もすることもあるかも知れません。
2.ルーティーン
ここ数年「ルーティーン」という言葉はよく聞くようになったと思います。以前から「ルーティーンワーク」というようなことはよく聞いていた記憶がありますが、やはり、ラグビー日本代表の五郎丸選手の頃から増えたような気がします。習慣、決まった一連の流れ、というような意味ですね。
もし「オレ、天才かも」と思ったときには「特許出願を検討しよう」というルーティーンがあると、後悔はしないかも知れませんね。
3.何をすればよいのか。言語化
「言語化」という言葉もここ数年よく聞くようになったと思います。「イメージを書き出して表現する」といった意味だとおもいますが、要は、「書き出してみる」ということだとおもいます。
アイデアが思いついたら、そのアイデアを言語化してみてください。その際に、①従来の技術的な課題(問題点)、②解決策(アイデアの内容)、③効果、の3つの項目を検討していただくとよいでしょう。
また、手書きでもいいので、アイデアの内容をイラストで表現してみましょう。
アイデアを言語化した文章とイラストが準備できれば、特許出願の事前準備は完了です。
4.弁理士に相談
文章とイラストを準備したら、弁理士に依頼して特許出願をしてもらいましょう。特許出願の費用は、おおよそ30万円前後です。さらに審査請求をして審査にかけるためには20万円前後が必要となります。初期費用として50万円くらいの予算取りとなります。
ご自身でチャレンジという場合には、弁理士費用がかからないことになります。弁理士会に相談室がありますので、無料相談を受けてみるのもよいでしょう。
5.まとめ
先月、10年以上前にご依頼をいただいたお客様から新たにご依頼をいただきました。お客様にご準備をいただいた文章とイラストを用いて無事特許出願をさせていただきました。10年以上開けても覚えていただいていてとても嬉しかったです。いつも以上に気合を入れて対応させていただきました。
特許技術は名刺代わりにもなりますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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