「スタートアップ(起業)」について

著者:【弁理士】大上 寛

※こちらの情報は2023年3月時点のものです

春が近づいてきました。桜の季節ですね。新学期、就職、転職など、新しい環境に飛び込む方も多いとおもいます。すっかりオジサンになってしまいましたが、子供の頃のクラス替えのようなワクワク感を思い出して、テンションを上げていきたいところでございます。ハリキリすぎにより周囲の冷たい目線を浴びることもあるかも知れませんが、判断力も低下しているので、鈍感力を最大限に発揮したいところであります(笑)。ただし、決して周りの人に迷惑をかけてはいけません。人知れず、ひっそり、こっそりとハリキルことがダンディ(死語?)への第一歩ですね。ちなみに博士はイケオジですね。

さて今回のトピックでは、日頃のルーチンを離れ、常に高いモチベーションを持ったリテラシーの高い皆さんと「スタートアップ(起業)」についてアップデートし、スクラッチ開発からローンチまでのイニシアチブにコミットすることのコンセンサスを取りたいと思います。サンド〇ッ〇マンさんの「ちょっと何言ってるか解らない」が聞こえてきそうです(笑)。すみません。カタカナを使いたいだけで内容はスカスカです(笑)。

1.「スタートアップ」とは

従来から「スタートアップ」という用語は広く使われておりましたが、特に昨年の2022年からは個人的に耳にする機会が増えた印象があります。
「ベンチャー企業」といった用語もありますが、いろいろネットを見てみると、両者の違いとして、「ベンチャー企業」は既存のビジネスモデルを軸にした展開を図るものである一方、「スタートアップ」は全く新しいビジネスモデルの展開、社会変革、短期間投資回収、急成長、などのキーワードが関連します。

2.なんか凄そうですね。

スタートアップ界隈?では、シリコンバレー、テック、MBA、M&A、上場、エンジェル投資、エグジット、資金調達、などといったキラキラな用語が並びます。なんか凄そうですね。
 「老舗のウチには関係ない」、「ウチは中小零細だから」といった声も聞こえそうです。
しかし、既に従来型の事業を運営している中小企業であっても、「スタートアップ」の実態を理解することで、新規事業等の展開に役立てることができると思います。
既存の事業を運営しているからこそノウハウや、資金などのリソースも活用できるはずです。

3.結局は「新規事業」「起業」と同じ意味なのか?

個人的には、「スタートアップ」は、「新規事業」や「起業」を含む概念であり、これに急成長、投資、テクノロジー(IT、AI)といったものが加わるものなのかと思います。スマホアプリ(テクノロジー)を公開して急成長すれば、誰もがスタートアップを実践できるでしょう。最初は売上ゼロですから、少しでも売上が立てば急成長間違いなしです(笑)。

4.政府の「スタートアップ育成5か年計画(案)」

令和4年11月24日の第3回スタートアップ育成分科会では、「将来において、ユニコーンを100社創出し、スタートアップを10万社創出することを目指します」といった首相の発言がありました。
2022年度補正予算案では、様々なスタートアップ関連事業が盛り込まれています。コロナ関係で、補助金・助成金を活用された会員企業様も多いと思います。これから数年間は、スタートアップに絡めた様々な補助金・助成金についての発表があることが予想されますので、常に情報収集を行って有効に活用したいですね。

5.最後に

最後に、知財専門家の弁理士からのアドバイスとしては、特許調査について一言触れておきます。
「スマホを利用のビジネスモデルを考えて、わが社もスタートアップの仲間入り!」となり、テンションが上がって走り出してしまうかも知れません。
ただし、そのビジネスモデルは、誰かの特許技術である可能性もあります。アプリ開発、融資成功の後になって、特許侵害で実施できないとなったら元も子もありません。
したがって、スタートアップと特許調査はセットであるということは、頭の隅においておいてください。